好きだった料理が憂鬱でイヤだった数年間・・・脱出させてくれたステキなご婦人の言葉

コラム

家族には手作りの物を食べて欲しい
添加物とかイヤだなぁ・・・
と家庭での料理に気を遣う事って
多かったりしませんか??

そして気を遣えば遣うほど
毎日の料理に疲れちゃって
憂鬱の種に・・・なる事もあると思います。

実際私は憂鬱でしょうがなかったんですが
今では「頑張って」やってるというよりも
楽しく料理できてるなぁと感じる事が
多くなりました^^

好きだった料理が憂鬱でイヤだった数年間・・・
脱出させてくれたステキなご婦人の言葉

最後までお付き合いいただければ幸いです。

家族には栄養満点の手作り料理を食べて欲しい

まともに料理をするようになったのは結婚してからです。

それまでも好きだけど
別に毎日作らなくっても自分の分だけだし
ぶっちゃけどーでもいいし♪
ってやったりやらなかったり。

結婚して農家の夫家族と同居
おじいちゃんおばあちゃんも含め大人6人、
農家だから3人はお昼ご飯もおうちで食べる家庭です。

それまでそんな人数分を作ったことがなくて
全部1人でやってた訳じゃないですが
6人分の料理・・・
けっこうプレッシャーでした。

それでもおばあちゃんもお義母さんもいるし
なんとかこなしていました。

子どもが生まれて、離乳食がはじまると
作る種類も増えましたし

添加物は避けたいぃ~~~
冷凍物は使いたくないぃ~~~
レトルトとか使いたくないぃ~~~
って妙なこだわり症が爆発(=_=)

加えて子どもの卵アレルギーが判明して以降は
「私がどうにかしなきゃ!」と義務感にも似た
感情をいただくようになりました。

大人6人と子どもの離乳食
私の生活スペースは基本的に台所・・・
という生活になっていきました。

食材そのものの栄養素が減ってるから、より新鮮な食材を使おう

自分が食べるものは栄養素とかあんまり気にしていなかったのですが
さすがに子どもの離乳食はそんな訳にはいきませんでした。

先輩ママさんにどうすればいいですかぁ?って教えてもらったり
参考になる本を紹介してもらったり
離乳食の本を何冊も読んだり
た〇ごクラブひ〇こクラブも当然購読しました。

よく目にしたのが↓↓↓こんな感じの事でした。

野菜など食材自体の栄養素が昔に比べて減っている。
だからより新鮮なものを、すぐに調理しましょう。
すぐに食べない時には下ごしらえして冷凍保存が便利です。
わたし
レトルトは使いたくないし、この方法ならいいかも
冷蔵庫に置いとくより栄養も保てるんならいいよねぇ。
それから週末は1週間分の
食材の下ごしらえ&冷凍保存が
ルーチン作業になりました。

とにかく一生懸命だったと思います。

時間がかかって疲れてくる。美味しいって言ってくれない><;

しかし段々と食べる量も種類も増えてくるにつれ
準備する食材も増えてきました。
気付くと半日以上の時間を費やすようになっていました。

大人の食事と同じようなものを食べれるようになってきても
アレルギーがあるからメニューは別・・・

結局大人6人分+アレルギー用食事を作るようになりました。

おじいちゃん達も今まで食べられたものが
ちょっと硬く感じるようになったみたいで
同じメニューなんだけど柔らかめに作ったりって
大人のメニューにもすこーしずつ変化が出てきました。

相変わらず「下ごしらえ下ごしらえ」って
週末ごとに冷凍食材を作り
みんなのご飯も作るのに台所にこもりっぱなし

なんだか台所と子どもの寝かし付けの繰り返し。

わたし
子どもと遊んでる時間より台所にいる時間の方が多くなってる
何やってんだろ・・・
なんだかウキウキじゃなくて、ウツウツって憂鬱・・・(´・ω・`)

「美味しいもの食べて欲しい」とか
「手作り料理を食べて欲しい」って気持ちも薄れてきて
それまで気にならなかった事までも
気になるように・・・

珍しい事じゃないと思うんですが
当時はおじいちゃんの「食事中、私語禁止」令があったので
テレビも付けず、黙々と食事をする家庭だったんです。
今までと何にも変わらない食卓なのに

誰も美味しいって言ってくれない・・・
口に合わなかったら箸をつけないだけ、美味しくないも言ってくれない・・・

って
言われないことがどんどん気になって
「何で私こんなご飯ばっかり作ってんだろう・・・」
と思うようになっていきました。

「マイナスな気持ちもプラスな気持ちも味に出ますよ」

モヤモヤがはれずに
「面倒くさいな」
「一生懸命作ったって、どうせ美味しいって思わないんでしょ」

なんて思いながら毎日料理していたんです。

わたし
前は料理するのが楽しかったのになぁ・・・
いつからしゃーなしで料理するようになったんかなぁ・・・
家族(特に子ども)に美味しい手料理を
食べて欲しいなって頑張るようになったのに
イヤイヤ、やらされてる感を感じるようになって
もう何年も過ごしていました。

ある時、「サービスでミニランチ付きますよ^^」って言葉に誘われて
知り合いのイベントに参加しました。

たまたま同じテーブルになった方々と
美味しいですねぇ~~ってランチをいただいたんですが

Aさん
〇〇さんもお料理素晴らしいじゃないですか^^
Bさん
そんなことないですよ。ただ好きなだけですよ。
素人の自己満足なんです。
Aさん
ええ~~~そうなんですか。いつも美味しそうなお料理(snsで)拝見してますよ。
わたし
お料理お好きなんですね。
Aさん
△△さんもこの間いただいたの美味しかったって言ってましたよ。
Bさん
ついついたくさん作っちゃうんですよね^^
もったいないから教室の皆さんに食べてもらってるだけです。
わたし
へぇ~~~、教室されてるんですか?料理教室ですか?
Bさん
違いますよ(笑)ダンスです。
みんなありがた迷惑なんじゃないかぁ~って思うんですけど^^
わたし
そんな生徒さんへ渡されるぐらいたくさん作るんですねぇ・・・すごいですね・・・
Bさん
別に料理の先生じゃないし、見た目も普通なんですよ。
でもね好きだからやってるだけなんですよ、ほんと。

料理もね、ダンスと一緒だと思うんです。

自分が楽しい気持ちで作るとその気持ちが食べた人に伝わるし、
逆に「めんどうだな」って思いながら作ると、
めんどうな味になる。

わたし
・・・・・・・・・
Bさん
だから自分が楽しく作れてたら
多少味付け失敗したって、
見た目が崩れてもいいと思って作ってるんです。

失敗もよくするんですよ^^
わたし
私・・・ずーとやらなきゃいけないみたいな
義務感で料理作ってた
ような気がします。
どうせ作ったって誰も喜んでないって・・・
Bさん
楽しく作ったら楽しい味になると思いますよ。

失敗しちゃったら、美味しくなかった?ごめんね^^

って笑い話にすればいいんですよ。

自分の好物を食卓に並べてみた

私のマイナスの気持ちがこもった料理を家族が食べてた
と思うと・・・正直ゾッとしました。

と同時に、
「そっかぁ、楽しめばいいんだよなぁ。
別に失敗してもいいんだなぁ。」
って肩の力が抜けました。

私の楽しいことなにかな??って思いながら
ある事に気付きました。

我が家は副菜の品数が多めな食卓なんですが
それが前は本当に苦痛でした。
もうどんだけ作らんなんのっ!!て
怒りヽ(`Д´)ノプンプンモードで作ってましたから
そりゃあ愛情のかけらもないです・・・(-_-;)

でも品数が多いんだったら

わたし
その中に私だけの好物を入れたっていいんじゃない?
1品ぐらい家族が食べれないものあったていいんじゃない?
ってむしろ好都合なんです。

そこでもうずーっと食べたいけど我慢していた
きのこの副菜を作ってみました。
きのこ類が苦手な家族の反応は

家族
えっっっ・・・”(-“”-)”・・・
なんか・・・あるけど・・・
わたし
他のおかず食べてね^^これはお母さんのだから、気にしないでぇ
家族
うん、絶対食べんけど・・・

好物が食べられるって思うと
幸せですね^^

あんなに憂鬱だった料理の時間も
だんだん気にならなくなっていきました。

もちろん、気分がのらない時もありますから
毎日が毎日、ノリノリって訳じゃないですけど
また料理を楽しめるようになってきました。

フライドポテトで肉じゃがつくりましょう

私もずーっと思っていたんですが
冷凍食品、レトルト、スーパーのお惣菜って
「手抜きしてる」と感じてしまう事が多かったんです。

特に小さい子どもの食事はすごく気を遣います。
自営業の知人も離乳食の時期、
きぃーーーーー!(# ゚Д゚)!って
なってたみたいなんです。

知人
子どもに色んな物食べさせたいと思うし、
夫にもちゃんと作ってあげたいんだけど・・・
時間がかかるものはしんどいし、同じ物しか作れてないカンジがするんだ。
わたし
自営業って休めるようで休みあってないようなカンジするもんね^^;
知人
自由なんだけどね。育休はないね^^;

まだ大人と同じ硬さは食べれないし、ジャガイモが好きなんだけど、面倒くさいん。
柔らかくして味染み込むのに時間かかるしねぇ。

わたし
冷凍のフライドポテトだったら柔らかくない??
知人
確かにぃ・・・肉じゃがにいれてもいいかな?
わたし
ニンジンは結構すぐ柔らかくなるし、ジャガイモだけ冷凍ポテト使ってみたら?
知人
それだったら大人も子どもも同じ鍋で作れるかも^^

後日・・・
柔らかくなりすぎて一部のポテトが崩壊してたらしいですが(笑)
家族みんなの肉じゃがが一つのお鍋で料理できて

知人
ストレス減ったぁ~~♪
ホッとした声で教えてくれました。

作り手の気持ち次第で冷凍食品も
「手抜き」じゃなくて、
楽しく美味しくできるための「アイテム」
になりました。

怒りヽ(`Д´)ノプンプンモードで作られるぐらいだったら
「今日は作れないからコンビニ弁当にしよぉ~~」
って言われた方が一緒に食べる人もきっと楽ちんかもしれません。

我が家の子どもはコンビニ弁当やカップラーメン
食べると結構喜びます(”^ω^)・・・

好物が食卓で待ってると楽しくなれる

その知人もついつい
「手作りで作ってあげなきゃいけない」と
頑張りすぎてガス欠おこしかけていましたが

食欲旺盛モンスターと化した子どものために
程よく肩の力抜いて
アイテム使いながら料理を楽しんでるみたいです。

私もそれを聞いてから、冷凍食材をうまく
使うようになりました。

毎回じゃなくて、気が乗らない時
あんまり時間かけたくない時
その時その時の気分に合わせてです。

そして今の私の楽しみは
いかに自分の好物を食卓に紛れ込ませるかです。

以前は
「家族が食べられないものを作るなんてダメだ!」

と自分で決めつけて
イヤイヤ料理をしていました。

誰にも作っちゃいけないなんて言われてないのにです。

この頃は我慢していた好物を
買い物かごに入れながら
何作ろうかにやにやしてます(笑)

いいやん^^私しか食べなくっても♪
ほかに食べれるものもちゃんとつくるからぁ~~
って思いながらワクワクしてくるんです。

やっぱり好きな物食べれるのって幸せだな^^
料理もこんなに楽しくなるんだなぁ

と数年ぶりに実感している感じです。

まとめ

好きだった料理が憂鬱でイヤだった数年間・・・
脱出させてくれたステキなご婦人の言葉

いかがでしたか?

もともと好きだったはずの料理
家族のためって一生懸命になってたはずなのに・・・

その料理にどんどん追いつめられて
もう台所に立つのもイヤーー!
何年間もマイナスな気持ちで過ごしていた私
マイナスな気持ちが込められた料理を食べてた家族・・・
コワッΣ(゚д゚ll)

でも偶然お会いしたステキなご婦人の
「楽しい気持ちで作るとその気持ちが食べた人にも伝わる」
って言葉で
以前とは違う形での料理になったと思いますが
好きだった料理を思い出しました。

私の経験があなたのお役に立てたら
嬉しいです。