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2019年2月14日バレンタイン
夫の電話でうつ病の私はさらにどん底に落ちました。
それから丸1年
我が家の子どもは未だ絶賛不登校中です。
だけど1年前の我が家とは全く違い
バカ笑して、じゃれ合いながら日々過ごしています^^
この1年の我が家、特に私の変化を綴りたいと思いました。
どうぞご覧くださいませ。
学校に行けないと毎朝泣かれる
「学校に行けない、って・・・」
午前6時前、入院中のベットの上で夫からの電話を受けました。
「お腹痛いって。後で学校に連絡しといてくれる?」
「うん、分かった・・・」と電話を切りました。
私の入院生活は2か月半を経過していました。
お母さんがいないからさすがに寂しいよね、不安だよね。
子どもに対して申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その3日程前に外泊許可がおりて、自宅に帰っていました。
バレンタインデーには友チョコを作って、仲良しのお友達と交換するのが恒例
今どきの子ども達は大変だぁ~~って思いながら
外泊を利用して、家族3人で友チョコを作ってきたところでした。


チョコだし明日にでも渡せればいいよね。
が、、、
その日から毎朝
午前6時前に夫からの電話
もしくは
午前8時、子どもから涙混じりの電話
がかかってくるようになりました。
学校だけが全てじゃない。#不登校は不幸じゃない
入院中の私は主治医や担当の心理士さんに相談しました。
実際に子どもに直接会ってもらったことはなかったので
不登校児に対する一般論でのアドバイスや、
私の気持ちがこれ以上落ち込まないようなお話をよくしていただきました。
子どもは朝、体調が悪くなったり、泣いてしまうことも多いのですが
お昼にはケロッとしています。
私だって学校に行きたくなくて、なぜか朝だけ腹痛を訴えた経験
1度や2度はあります(笑)
ただ家での様子をチラッとでも目にすることができない状況では
不安が募るばかりでした。
スマホで「不登校」を検索し、色んな記事を読みました。
ある朝「#不登校は不幸じゃない」と新聞記事が目にとまりました。

小学生の頃から不登校となり、高校3年生の時起業という経歴でした。
学校は行かなくて「も」いい
この「も」って言葉に、選択肢は
学校だけじゃないという思いが込められているそうです。
実際にご自身が不登校だった経験から
「あの時不登校を選んでよかった。
あの時逃げたから今の自分がいる」
っていう言葉に真実味が持てました。

いつか良かったって思えるようにしていけばいいのかな・・・
不登校にネガティブなイメージしかなかったんですが
それは私がそれまで生きてきた時代の概念であって
今の時代、これからは違うイメージがあってもいいんだと
少しですが
ポジティブなイメージを持てるようになっていきました。
やっぱり、私のせいで学校に行けなくなったんだ
そうは言っても学校に行っていない現実は変わりません。
夫からの連絡は電話からLINEになり
学校への電話連絡も朝の日課になっていきました。
お見舞いに来てくれた時や、外泊時には元気な顔を見せてくれますし
甘えたいのかな、いつも以上にワザとふざけた感じになります。
だからと言ってココロ穏やかではないですよぉ~~(;´Д`)

まずは私が元気になって、おうちに帰る、子どものそばにいれるようにしよー。
学校や勉強の事は話題にせず
とにかく「今そこにいる」子どもの言葉や表情に気を向けるようにしていました。
そんな3月も半ばに差し掛かるころ、夫の仕事の都合もあって
着替えなどなど、
入院に必要な物を母が病院に届けてくれる事になりました。
あれっっっと、平日自宅にいる子どもの事が頭をよぎる・・・

母はガッチガチの昭和お母さんです・・・(-_-;)
『学校行ってないっ!?
そんなことはありえないでしょっ!?』
って目を吊り上げる母の表情が鮮明に浮かびます。
でも、言わない訳にはいかない。
分かっちゃうのは時間の問題だし、
って腹をくくり母に告白

今はそっとしておいてね。
母は驚いていましが、大事な孫のこと心底心配してくれます。
『やっぱりあんたが入院したからやろうね。
寂しいんじゃない。
結局一人っ子だし、あんたら(私達夫婦)は甘いよ。』
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やっぱりキター
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何かしら苦言を呈されると覚悟はしていたんですが
予想以上の爆撃を受けてまして・・・ドーッカーン\( ゚Д゚)/
それまでくじけそうになった時は、
不登校の方のリアルな声や情報を読んだり
#不登校は不幸じゃない の新聞記事の切り抜きを読み返したり
気持ちを築きなおしてたんですが・・・
その「気持ち」も母の言葉で
一瞬のうちに倒壊の危機におちいりましたとさ(-_-;)
夢中になれるものがあるのは安心ですよ
気持ち的には、結構どよーんとどん底に追い込まれてしまい
意味なく涙が流れる瞬間が増えました。
朝の日課である、夫からのLINEにも恐怖を覚え
そしてなにより
毎日楽しみにしていた子どもとの電話が恐怖でできなくなってしましました。
あっ、後々その時の事を子どもと夫に聞いてみたんですが
当の本人は特に何も感じていなかったそうです^^;
むしろ
「お母さんの長い話しに付き合わなくっていいから、テレビゆっくり見れとったよ」
だそうです・・・おいっっ!(笑)
私以外は全然気にしてない、なんて事実を知りもしない私は
「不登校はやっぱりダメなんだ。やっぱり私のせいなんだ」と
ネガティブ思考全開で日々を過ごしていました。
唯一の救いは定期的にある担当心理士さんとの心理の時間(カウンセリング)
子どもの事、家族の事全てを承知の上で言われたのが

特にお気に入りは音ゲーって言われるジャンルです。
私にはまーーったくおもしろさが分からない世界ですが
登場人物が百数十人といたり、ユニットが何十種類もあったり
楽曲数もオリジナルからカバー曲まで数えたらきりがない
その世界観を楽しんでるんです。
それをほぼ全て覚えっちゃてる!(゚Д゚;)!
その情熱を少しは勉強にむけてくれぇーって思わないことはないけど
それを覚えて、イベントクリアのために戦略的に考えてる。らしいのです。

大好きで夢中になれてるものがあって安心しました。

ゲームでも一生懸命になれてるのはラッキーなんですか、ね・・・

夢中になれるものもなく、ただぼんやりと過ごしていたらちょっと心配ですが
お母さん心配だと思いますけど
意欲が向けられるのがあって良かった
と思いますよ。
「私なんてダメなやつ、やっぱり・・・」って
自分にばかりフォーカスして落ち込んでる状態から
いやいやイヤイヤ、
ただぼんやりと何もしてないんじゃなくって、
あの子の興味のあるものに気持ちが向かってるだけなんだ・・・
と、「今いる子ども」に目を向ける事が出来るようになりました。
そして、
学校は行かなくてもいい
選択肢は学校だけじゃない
って目にして
そうだ!そうだ!って思いながら、
まだまだ学校に行くことが絶対正解っていう概念を
払拭しきれてない自分に改めて気付きました(-_-;)
子どもの素直な気持ちにのっかてみよう
学校行かずに、ゲームするのも選択肢の一つ。
以前よりも肯定的に思えるようになったとは言え
やっぱりねぇ~~
手放しに学校なんて行かなくてもいい!
とはなかなか言えません。
また学校に行けるようになったら
嬉しいなって正直な私の気持ちは伝えたい。
変に隠しても子どもは敏感ですもんね。
子どもを追いつめたくないし、
子どもの心の調子は大切にしたいし
ついでに私たちもしんどくなりたくない、
けど
たまぁ~~にチクッと言いたい(笑)
なんて都合の良いコト考える訳です。
ゲームの話をしてる時はイキイキして楽しそう♪
ふざけて私にもちょっかいを出してくる。
学校や勉強の話しになると、
顔がこわばる、目が死んでる、
妙によそよそしくなる・・・
子どもの反応は分かりやすいです。
分かりやすいんだから、一喜一憂するんじゃなくて
「分かりやすい=素直」ってことだから
その反応に私も素直にのっかてみれば良いのでは!?
恥ずかしい話しなんですが
それまでの私はとにかく上から押し付けるばかりの
マウントしまくりの母親だったので
我が家では お母さん=怖い の図式が確立してました。
なので・・・
子どもが素直に反応するのって
「私(お母さん)に対する子どもの気持ち・意見を言う」
って事に気付いてしまったのです。ひゃぁ~~~・・・
お母さんのキライなとこはね、こんなとこやよ
せっかく見つけた子どもの心のバロメーター
ストレートに子どもに質問してみました。



学校の話しが出てたり、私にチクッと言われていたり
何かしらのプレッシャーがあった時とか、こんな感じの反応するようです。


会話の中に「私に対する質問」をたまーにおりまぜながら
緩急つけて学校の事も避けずに話しをするようになりました。
話ししてるとまだ子どもの中では
お母さん=怖い があるんだなとよっくよく分かります。
この図式が緩んできたときは、
子どもが素直に反応するものを新しく見つけないとなぁ~と思ってます^^
文句はむしろありがたい
結構グサグサくる事言ってくるんですけど
これってとっても嬉しい事だと思えるようになりました。
1年前、2019年2月14日バレンタイン
きっとあの頃の私が聞いたら怒り心頭!
頭に血が上って、さらに落ち込んでしまうと思いますが
今はこれだけ素直な気持ちを言ってくれるようになって
もっと文句言えー♪♪ もっと言ってぇ~~^^
って思えるようになりました。
この1年でこれだけ心穏やかに受け止めれるようになるなんて
ありがたやぁ~~(*^-^*)です。
親も子も程よいプレスが大事
ガラッと子どもの様子が変われば、ね・・・
一気に私の考え方が変われば、ね・・・
おおぉーーー!ってもっと感動的なシーンがあるんでしょうが
変化って少しずつ、少しずつなんです。
少しずつだけど、
毎朝泣いて過ごしていません
決まった時間に起きて、自分で決めた時間勉強してます。
ゲームも時間を決めてやってます。
なにより今は
子どもも私たちもガハガハ笑えているんです。
ちょっと酷かなぁ~~って思いますが
その子にとってプレスのかかる言葉がけが
子どもにも親にも
程よい落しどころが見つかるのかもしれません。
我が家の子どもにとって
「お母さんのキライなとこは?」がそのマジックワードでした^^
皆さんもぜひぜひ見つけてみてくださぁ~~い。