目次
大人になってからの親と子の関係というとどちらかというと
孫中心で、親子って感じじゃないなとか
今さらいい年して親子っていってもな…とか
家族なのにちょっと気恥ずかしく感じちゃう
といったイメージがあるように思います。
ㅤ
ㅤ
でも私は自身の親子関係に対して
もの凄くプラスのイメージを持っていて
大人になってから親子関係を真剣に見つめ直すことを
してこなかったら
絶対に発見できなかったと思えるほど
大人同士の親子関係ということに魅力を感じています。
ㅤ
ㅤ
このことを知っていただくと
もしかしたら壮年の親子関係を
ネガティブに感じていらっしゃる方も
大人になってからの親子関係を楽しいと思ってもらえるかもしれません。
ㅤ
ㅤ
大人の親子関係が苦痛…そんな私が親に真剣に向き合って気付いた愛情、その後の驚きの変化とは!
ㅤ
ㅤ
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
ㅤ
ㅤ
家にいたくない。親との日常が苦痛な日々
『お母さんによく似てきたね。』
『電話だとお母さんに間違えちゃうよ。』
成人したころから
顔や声や話し方とか
母に似ているとよく言われるようになったんですね。
母に対して愛情がないわけではないし、
根っからキライってわけでもない
でも、好きじゃない
できれば距離を置きたいと(内心)ずっと思ってた。
幼いころからしつけに口うるさい母
そんな感じで叱られてる思い出ばっかり
腹立つっていうよりも、ただただ怖い…
だから、
母には甘えたり、弱音は言わなかったんです。
一方で、母は心配性な側面もあって
(母性が強いっていうのかな?)
何時になるかなんて分かんないよ、仕事だもん。寝てていいからね。
何度言っても毎日のように母は尋ねてくる
ここで言い返したらどうせ怒り出すし、、、)
子供の頃から何度も失敗を繰り返して
母の着火点は敏感に察知できるようになってる
できるだけ穏便に、母の癇にさわらないように会話するのが癖になってるんです。
だって怒らせたくないから
そんなことばかり考えてるから家は疲れる場所に、
母との会話も苦痛になっちゃって
どんどん家から遠ざかって
ㅤ
ㅤ
孫に会うときにみせる親の笑顔
結婚して子供が産まれて
少しは親の気持ちってやつが
分かるようになるのかな?
って思ってた
だけど現実は
産まれたばかりの子供のお世話や
同居生活に追われる…
自分の事だけでいっぱいいっぱい(汗)
『親の気持ち』を
おもんばかる余裕なんて
全然なーーーい!
それまで避けていた母のもとに
子供と一緒に
逃げるように行く
猫可愛がるする母、
その一瞬だけ
母の意識は私じゃなくて子供にそそがれて
その解放感を得たかった
無責任かもしれないけど
自分への意識を
子供へそらしたいがために
母のもとへ行っていたんです。
・
・
・
ばば、
いつでも
待っとるよ。
帰るたびに、世話が焼けると言っていたのに
くしゃくしゃの笑顔と
ちょっと寂しそうな顔で
バイバイする顔が印象的で
口にしない母の心が伝わってきて
嬉しい気持ちがあふれてきた。
ㅤ
私たちが帰ってくるの待ってるんだ、、、)
些細なこと、孫のことで会えば言い争いが絶えない…なんでっ!?
それからは意識して
実家に帰るようにしてね
できるだけ母に
幼い子供の様子を見て欲しくって。
1歳、3歳、5歳
節目節目には
必ずお祝いをしてくれる
私は当たり前だと思ってたけど
かなり“まめ”な人みたい
孫のためって
色んなイベントは
欠かさずお祝いしてくれる^^
その最たるものが七五三
母から贈られたのは
“七つ身”
私が七五三で着た着物だった。
着付けの美容師さんも関心するほど
きれいな状態で
なんだけど、
事件はその後起こります・・・
・
・
・
帰り道、
子供が着なれない着物に苦しくて
おうち帰って着物脱ごう。着替えてからお義母さんとこ行こうよ。
その日義父母は参列できなくって
後から会いに行くねって
連絡してたんです。
〇〇ちゃんの着物姿見たいに決まってるでしょ。なんで分からないの?
それを我慢させるのがあなた(親)の役目でしょっ!
母は着物を脱いではいけないと言ってきたんです。
お義母さん達が楽しみしてくれてるのは分かるよ
でも、
そんな無理してまで着物着せたくないよ。
その言葉が母の逆鱗に触れた
あんた達はあんた達の思うようにしたらいいよ。
お母さんはもう何もしない方がいいね。
初めての視点!『幼いころに親にしてもらった事は?』
母とは和解っていうか、
何もなかったように過ごして
ようは
当たり障りのないように
接してきたんですね
何十年もモヤモヤしながら接してきて
子供の七五三でとどめ打たれたって感じ…
だけど、本心では
『お母さんと分かりあいたい』
『お母さんともっと笑いたい』
『お母さんに笑って欲しい』
『お母さんと一緒に楽しみたい』
そんなこんなも、大人になるにつけ
ぶっちゃけね
諦めちゃってて
・
・
・
・
惰性で見てたSNS
ある言葉が目にとまった
心理学には学生時代から興味があった
大学で心理学の講義をとったりもした
でも、それ以上深くは学ばなかった
リミッティングビリーフなんて言葉は初めてで
衝撃的だった
インナーペアレントとインナーチャイルド…うん、うん、聞くよね。
話しはそれるけど
自分はアダルトチルドレンじゃないかって
書籍を調べたりしたこともあった
だけどね
リミッティングビリーフなんて言葉は
聞いたことがない!
その時見ていたSNSは忘れたけど
リミッティングビリーフ
って言葉が忘れられなくって
何なのか知りたくて仕方がなくなった。
だから知るために学び始めたんです。
『リミッティングビリーフ』を
心理学のなかでも
インナーチャイルドと
インナーペアレントを
同時に、相対的に捉えているものは少ないらしい
(だからこそ気になっちゃったんだけど)
そのどちらも絡み合って個人の価値観や概念が構成されている
と学びの中で理解していった。
そして、
ある時突然問われたんです。
『幼い時、あなたのご両親はどんなふうに接してくれましたか?』
『例えば、“風邪をひいたときずっと手をにぎっていてくれた。”
こんな感じでもいいですよ^^』
・
・
『幼い時、あなたのご両親はどんなふうに接してくれましたか?』
親が私に何をしてくれていたか
初めて真剣に思い出そうと試みたんです。
ㅤ
ㅤ
嫌な思い出しかないと思っていた記憶をとにかく書き出す
とにかく宿題に取り組んでみた
両親がどんなことをしてくれていたか
思い出しました。
つらい思い出、いっぱいあります
楽しい思い出もたくさんあります
私が幼かった時の思い出を
とにかく書き出しました。
◇ お母さんはいつも忙しくて寂しかった……けど、毎日ご飯作ってくれてた
◇ 授業参観に来てってよくせがんだなぁ……そしたら絶対来てくれた
◇ お父さんとお母さん喧嘩した時怖かった……でもあの2人けっこう仲良かった
◇ 朝からよく怒られてた……それでも部活の弁当には必ず卵焼き入ってた
◇ 時間がないってイライラしてて怖かったな……時間ないはずなのにお風呂でよく話し聞いてくれてた
などなどなどなど、、、et cetera、、、
お母さん、いつも大切にしてくれてた?)
(私、親からたくさん色んなモノ“もらって”た、、、??)
“怖くて嫌な”母が
子供(私)を想う母だったんじゃないか
って真逆の見方が私の中でうまれた
ㅤ
ㅤ
受け取れきれない愛情を一緒に書き出してみようよ
単に母のしてくれていた思い出を
書き出しただけだったんだけど
子供の頃から抱いていた親への感情を
頭で考えてモヤモヤしてるだけじゃなくて
『書き出してみる』
そうすると
『思い出』の中から『何をしてくれたか』
って事実だけが見えてきた
『怒られていた』事実と
『お弁当に必ず卵焼きが入ってた』事実
どちらも私の記憶にあるんですよね
だからと言って
何十年も蓄積されてきたモヤモヤを
『書き出す』のって至難の業
だいいち、今までの私って
『怒られていたカワイソウな私…え~~ん』って思ってましたから。
なんつー自己中心的な性格なのか…はい…
だけど
『お弁当に必ず卵焼きが入ってた』って思い出した時
なんで忘れてたんやろう…
私はお母さんはどんな気持ちだったんだろう?
なんて考えた事なかったし、
ただ怖いって思い出しかないと思ってた。
“親の心子知らず”
昔の人はステキな言葉を残してくれてる^^
“親の心子知らず”
子供の頃とは真逆の見方、
大人になった私が逆サイドから見てみる
“怖くて嫌な母が”じつは
めっちゃくちゃ“愛情たっぷりな”母だったと気付いたんです。
実際あんた一人でできてたの?)
私だって、最初からできたわけじゃないよ。
できるまで一緒に伴奏してくれる人がいたからこそ
ツラい時も、頭こんがらがった時も続けられてるんだもの。
この歳になってからでも、苦痛だった親子関係が改善した。
私にできたんだから、同じ悩みの方にだってできるはず。
ってことで、一から始めちゃおう!親子のブラッシュアップ講座を
やってみようかなと思っています。
ㅤ
母の顔がカワイイ♡大人の親子関係が変わると子供との関係も変わりだす
連絡なく
突然家に来る母が苦手だったんです。
だから突然来た時には
そして大概不穏な空気で時間が過ぎる
まあ、いつものパターンです。
先日、いつも通り母が連絡なく家に来ました。
〇〇ちゃん元気ぃー?ちょっとだけ顔見せてよーー。
可愛い母の笑顔を見てると
私も嬉しくなってきちゃって
流れる空気も温かく感じる^^
私が母からの愛情を感じ始めたことで
母は以前と何も変わってないのに
まるで別人の笑顔のように感じているんです。
そして私と母の関係だけじゃなく
私と子供の関係にも変化が出てきてるんです。
私を怖がって避けるようになり、
家にいても別々の部屋で過ごすようになっていた子供
それが最近では
同じ部屋でパソコンを並べて
子供は勉強(?じゃないかもしれない…)
私は仕事
をする時間が増えてきて
って同じ時間と空間を共有して
たくさんのことを話すようになって
子供の夢を聞かせてくれたりもしてて
今度は親目線で
“親の心子知らず”を
理解できるように
なってきているからだと思ったりしてます。
ㅤ
まとめ
大人の親子関係が苦痛…そんな私が親に真剣に向き合って気付いた愛情、その後の驚きの変化とは!
いかができしたか?
子供の頃からずっと
母は怖い人でした。
母の顔色をうかがっていました。
母が悲しむ顏が嫌いでした。
だけど
母に笑って欲しいと思っていました。
そして今は
母の笑顔が大好きです
私と母の関係が変わったわけじゃないんですよね、
だた、
私が思う
母への想いが
変わったんだと思います。
変わった理由??………?
子供の頃から抱いていた親への感情を
頭で考えてモヤモヤしてるだけじゃなくて
『書き出してみる』
と行動しただけだったんだと思うんですね。
私は今も『リミッティングビリーフ』を
学び続けています。
私と子供、の親子関係
それぞれをより良く理解して
子供の未来のために
幼い時の経験を活かしたいんですね。
“今”に活かす
私たち親子は変わってきてる
それを実感すると
嬉しくてニヤニヤしちゃいます
ニヤニヤって楽しいと思ったりしているんですよね^^
私の経験がなにかのヒントになれば
幸いです。
P.S.
心理学でも新しい分野
『リミッティングビリーフ』を
オンラインで学んでいます。
親としての立場
それぞれ違う視点だけど
それぞれに活かせる視点だったりします。
学びの途中であっても、変化を日に日に実感したりもしているんです。
一緒に『リミッティングビリーフ』を
実感したいなと思ったら
『リミッティングビリーフ』って
何じゃいな??
と思われたら
私もまだまだ勉強中のみですからこそ
一緒に“親子”の愛の掛け違いの
時間を共有できると幸いです。